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むし歯の進み方🦷💥

2024.09.28

こんにちは☺️
歯科衛生士の尾崎です!

少しずつ涼しくなってきましたね!🧊

むし歯には段階がいくつかあるのをご存知でしょうか?
むし歯の大きさによって、症状や治療の方法が変わってくるので、早めの対処が大切になります!👍️
今回はむし歯の進行についてご紹介します☺️

*歯の構造について*
 むし歯に関連する組織について、
 大まかに分けると3つの構造があり
 ます。

・エナメル質
 歯の表面の白い部分です。
 人の体の中で1番硬い部位です。

・象牙質
 エナメル質の下にあり、歯髄を
 取り囲むような組織です。

・歯髄
 歯の神経と血管が集まっている組織
 です。

*むし歯の進み方*

◯CO(初期むし歯)◯

歯が白濁しているように見えます。
穴は空いていませんが、エナメル質が少し溶け出している(脱灰)状態です。
しっかり歯磨きを行ったり、フッ化物を使用していくことで、歯の質の強化(再石灰化)を促すことができると、治療を行わずに経過観察で済みます。
放置していると、C1に進みむし歯の治療が必要になっていきます。

◯C1(エナメル質のむし歯)◯

歯の表面のエナメル質が、むし歯菌によって溶かされた状態です。
穴が空いてしまっていますが、痛みはほとんどないので、自分ではなかなか気づきにくいです。
穴が空いたところは薄い茶色や灰色に見えます。

COとは違い自然治癒することがないので、むし歯の治療が必要になっていきます。
治療法はむし歯を取り、削った部分に
白い詰め物(コンポジットレジン)をしていきます。

◯C2(象牙質のむし歯)◯

象牙質にまでむし歯が進行している状態です。
穴が空いているところが黒く見え、冷たいものや甘いものがしみたり、痛みを感じることがあります。

むし歯が大きかったり、歯と歯の間にまでむし歯がある場合、C1と同じ白い詰め物をする治療が強度の問題があるため難しいです。

その場合、型取りをして被せ物を作っていく必要があります。

◯C3(神経に到達したむし歯)◯

神経までむし歯が到達すると、激しい痛みが出てきます。
また歯が大きく欠けたりすることもあります。

神経を取り、根の中をきれいに消毒する治療(根管治療)が必要になります。
根管治療を終えたあとは、歯に土台を建てて被せ物を作っていくので、治療の期間も長くかかりやすくなってしまいます。

◯C4(神経が壊死したむし歯)◯

むし歯が深部にまで到達し、ほとんど根っこしか残っていないような状態です。

神経が壊死しているので、痛みを感じることがないです。
根の先には膿がたまってしまいます。

ここまでくると、ほとんどが抜歯の治療の対象になってしまいます。

        ↓

むし歯を作らない・進行させないためには、毎日の歯磨きはもちろん、食生活の改善や定期検診でチェックしていくこともとても大事です🌿

また自分がむし歯になりやすいかどうかを調べる唾液検査も当院では行っております☺️

むし歯が大きくなるほど、痛みが出て日常生活にも負担が出てきたり、治療の回数や期間もかかってしまいます。

気をつけなくてはいけない所をご自身で把握しておく事も大事ですので、気になる所がある方は定期検診にぜひ来てみてください😊