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洗口剤は使うべき?🫧

2024.05.09

こんにちは☀
歯科衛生士の尾崎です!

ゴールデンウィークは楽しく過ごせましたか?
お仕事だった方もお疲れ様でした!

皆さんは普段洗口剤を使うことはありますか?
洗口剤を使用する方は年々増加傾向にあるそうです☺️

液体タイプのケア商品には「洗口液」と「液体ハミガキ」があり、それぞれ使い方も異なることをご存知でしょうか?🤔

ドラッグストアとかでたくさんの種類が並べて販売されているので、よく見ないとわからないこともあるかなと思います🥲

今回は洗口剤について詳しくご説明していきます✨

◯洗口剤の種類◯

洗口剤は薬機法という法律で3種類に区分されています。

「医薬品」

含嗽剤とよばれ、イソジンうがい薬
やアズレンうがい薬などが該当します。
フッ化物洗口液も医薬品に分類されます。

「医薬部外品」

殺菌成分などの薬用成分を含んでいるものが分類されます。

「化粧品」

薬用成分がなく、基本成分のみで構成されているものが分類されます。

◯洗口剤の成分◯

★基本成分★

・水分
 成分を溶かす
(精製水)

・溶剤
 水に溶けにくい成分を溶かす
(エタノール)

・界面活性剤
 洗浄効果を高める
(ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
 など)

・湿潤剤
 凍結を防止する
(グリセリン、ソルビトールなど)

・香味剤
 成分の変性を防ぐ
(安息香酸、パラベンなど)

★薬効成分★

・殺菌成分
→塩化ベンゼトニウム(BTC)
 塩化セチルピリジニウム(CPC)
 クロルヘキシジン
 イソプロピルメチルフェノール
 (IPMP) など

・抗炎症剤
→グリチルリチン酸
 ε-アミノカプロン酸

・口臭防止
→塩化亜鉛

・タバコのヤニなどの着色除去
→ポリエチレングリコール(PEG)

◯洗口液と液体ハミガキの違い◯

・洗口液(マウスウオッシュ)

 歯磨きした後の仕上げや就寝前に
 使用することで、虫歯・歯周病の
 予防になります。
 外出先などで歯を磨けないときに
 使用すると、磨かなくてもスッキリ
 できます。

・液体ハミガキ(デンタルリンス)

 歯磨き粉が液体になったものです。
 使い方は口に含んですすぎ、
 吐き出した後に歯磨きをします。
 研磨剤が含まれていないので、
 歯の表面を傷つけずに優しく磨く
 ことができます。
 

ぱっと見て見分けづらいのですが、洗口液は「すすぐだけ」、液体ハミガキは「すすいだ後にブラッシングする」などの表記があるので購入するときはチェックしてみましょう。

◯アルコールとノンアルコール◯

多くの洗口剤には水に溶けにくい成分を溶かしやすくするために、エタノールが配合されています。

殺菌効果に大きな違いはありませんので、辛いのが苦手な方はノンアルコールのものを使用しましょう。

購入するときはパッケージに低刺激やノンアルコールと書いてあるので、確認してみてください。

自分も実際失敗したことがあります🥲

◯使用するときのポイント◯

・使用効果を高めるために、口の中の1部分だけではなく、全体に行き渡らせるようにしてすすぐことが大事です。

・使用後は水ですすぐ必要はないですが、気になる場合はすすいでも問題ないです。

・お口の中に傷や口内炎がある場合は、刺激によって痛みなどがでたりすることもあるので、使用するのを控えた方がいい場合もあります。

・洗口剤を1日に使いすぎると、殺菌成分の作用で害のない細菌も排除してしまうことがあるので、1日1〜3回程度にしましょう。

※洗口剤を使用しただけでは、虫歯や歯周病の予防はできません!
しっかりブラッシングもしましょう💪

◯当院でお取扱い中のもの◯

・ビーブランド
 
使用をすることで虫歯の予防ができるフッ化物洗口液です。
うがいができるようになったお子さんから、大人の方まで幅広い年代に使用できます。

使い方は歯を磨いたあと、口に含んでうがいをして吐き出すだけです。
就寝前の使用がおすすめです。

お家で手軽にできるので、虫歯の予防をしっかりやりたい方におすすめです✨

・プラチナノテクトEX

お口の中を清潔に保ち、口臭を緩和することができます。

また白金ナノコロイドが配合されているため、口内炎ができてしまった方にもおすすめです。
この成分は過剰な活性酸素を除去して、自然治癒力が高まり痛みを和らげてくれる効果があります。

味も刺激が少ないので、洗口しやすいです。

        ↓

毎日の歯磨きにプラスして、目的に合わせた洗口剤を使用していきましょう!

気になることなどあればご相談ください🙌